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適性人件費
私が考えるに、「募集費」そのものは人件費の一部に含まれるのが一番妥当だと思います。結局のところ、募集コストも含めた人件費の妥当額が問題なのであろうと思います。多くの店長さんも、つまり総人件費の大小を一番気にされていることだろうと思うのです。
余談ですが、人件費には「指導コスト」も含まれると考えた方が理に適っていると思います。指導というものにもコスト感覚を持つべきですが、現場では、実情が優先されてしまい、なかなかコントロールできません。
つまり、これらも加味した現実の総人件費、そして、結局は労働分配率をどの程度に設定するかということが基本的な問題です。
ところが、多くの店長さんは、このような数値的な目標を机上の論理と思っているので、なかなか分析しようとしません。一方で、商品値下げ損とか、不良在庫の処分といった部分では、大変厳しい目で見る方も多いのですが、人に関するコストは目に見えにくいので、その場その場の事情が優先されることが当たり前になってしまい、結果
「これは、もうコントロール不可能なものなんだ」
というような、あきらめと、面倒臭さが先に立ってしまうのでしょう。実際に給与計算をするときには、
「あ~、人件費もっと抑えられないかな~」
などと、漠然と感じるわけです。そして、それに比べれば、「募集費」「指導コスト」というものは、いわば、自らアクションしない限り発生しない「積極的コスト」なので、小額でもつい躊躇してしまうのではないでしょうか。結果的に、それが総人件費を膨らませているのかもしれない。少なくとも検討してみる必要はあるでしょう。これをうやむやにしておくのは、はっきり言って店長さんの「管理放棄」に他なりません。
一方で、いくらもったいないとはいえ、ほとんどの店長さんは、1度や2度、アルバイト情報誌への募集掲載をしたことがあるでしょう。そして、その「効果のなさ」に失望している。これもまた、よりケチる原因になっています。
もちろん、募集を掲載すれば、やんやと応募者が集まってくる、というような状況は今や過去のものです。それはどのお店でも等しく見られる傾向です。
しかし、よく考えると、特に、お店さんは「商売」ですから、他店に一人でも「お客様」が流れていることを発見したら、非常に悔しい思いをし、同時に、強い危機感を持つであろうことは想像に難くありません。
では、近隣に住んでいる「質の良いスタッフさん」が一人でも他店に流れているとしたら、あなたはどう思いますか?
不思議なことに、むしろお店にとって多大な影響を及ぼすかもしれないのに、それについては、たいして気にもしていないというお店さんが多すぎます。良いスタッフさんを一人逃すということは、結果的にいったい何人のお客様を失うことになるのか見当もつきません。
特に、コンビニなど、常に少人数で回しているお店では、一人のスタッフさんの質というのは計り知れない影響があると考えるべきではないでしょうか。少なくとも、それは、「今度発売される新しい商品を、何個仕入れるか」という問題よりもよほど重要ではないでしょうか。
しかし、あなたは日常どちらを優先して考えて仕事してますか?
余談ですが、人件費には「指導コスト」も含まれると考えた方が理に適っていると思います。指導というものにもコスト感覚を持つべきですが、現場では、実情が優先されてしまい、なかなかコントロールできません。
つまり、これらも加味した現実の総人件費、そして、結局は労働分配率をどの程度に設定するかということが基本的な問題です。
ところが、多くの店長さんは、このような数値的な目標を机上の論理と思っているので、なかなか分析しようとしません。一方で、商品値下げ損とか、不良在庫の処分といった部分では、大変厳しい目で見る方も多いのですが、人に関するコストは目に見えにくいので、その場その場の事情が優先されることが当たり前になってしまい、結果
「これは、もうコントロール不可能なものなんだ」
というような、あきらめと、面倒臭さが先に立ってしまうのでしょう。実際に給与計算をするときには、
「あ~、人件費もっと抑えられないかな~」
などと、漠然と感じるわけです。そして、それに比べれば、「募集費」「指導コスト」というものは、いわば、自らアクションしない限り発生しない「積極的コスト」なので、小額でもつい躊躇してしまうのではないでしょうか。結果的に、それが総人件費を膨らませているのかもしれない。少なくとも検討してみる必要はあるでしょう。これをうやむやにしておくのは、はっきり言って店長さんの「管理放棄」に他なりません。
一方で、いくらもったいないとはいえ、ほとんどの店長さんは、1度や2度、アルバイト情報誌への募集掲載をしたことがあるでしょう。そして、その「効果のなさ」に失望している。これもまた、よりケチる原因になっています。
もちろん、募集を掲載すれば、やんやと応募者が集まってくる、というような状況は今や過去のものです。それはどのお店でも等しく見られる傾向です。
しかし、よく考えると、特に、お店さんは「商売」ですから、他店に一人でも「お客様」が流れていることを発見したら、非常に悔しい思いをし、同時に、強い危機感を持つであろうことは想像に難くありません。
では、近隣に住んでいる「質の良いスタッフさん」が一人でも他店に流れているとしたら、あなたはどう思いますか?
不思議なことに、むしろお店にとって多大な影響を及ぼすかもしれないのに、それについては、たいして気にもしていないというお店さんが多すぎます。良いスタッフさんを一人逃すということは、結果的にいったい何人のお客様を失うことになるのか見当もつきません。
特に、コンビニなど、常に少人数で回しているお店では、一人のスタッフさんの質というのは計り知れない影響があると考えるべきではないでしょうか。少なくとも、それは、「今度発売される新しい商品を、何個仕入れるか」という問題よりもよほど重要ではないでしょうか。
しかし、あなたは日常どちらを優先して考えて仕事してますか?