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フェイスアップは「陳列」じゃない
ところで、「商品を前に出すこと」をなぜ「前陳」と呼ぶのかと考えると、単純には「前の方に陳列しなおすことだから」とも「前出しと陳列」を合わせたもの、とも思われますが、私の推測では、「前進立体陳列」を慣用的に略したものではないかと考えられます。

つまり、前陳とは、「前進立体陳列」されている商品群が、お買い物してゆく間に崩れてゆくので、それをまた「前進立体陳列」の状態に戻す、ということを指していると思います。

仮にそうだとして、では前進立体陳列とは何ぞや?という話になりますが、その前にまず、この前進立体陳列というのは、あくまでも一般的な陳列の手法の一つに過ぎません。たとえば、コンビニにおいても、それ以外の陳列法を用いる場合はありますし、前進立体陳列を用いることができない形状の商品もあります。

つまり、実は「抜けた商品を前に出す」ことと「前進立体陳列」をすることとはまったく別のことです。

ですから、まず言葉としては「前陳」というのはあまり適切な用語ではありません。そこで、おそらく現状小売で「前陳」という呼び方をしているお店はごく少数かと思いますし、FC本部のマニュアルなどでも他の名称が用いられていることと思います。(というわけで、ここでも以下「フェイスアップ」と言うことにします)

そして、実は問題はこちらの方なのですが、呼び方は別として、そもそも

「抜けた商品を前に出す」ことと、「商品を陳列すること」は、同じではない

もっとはっきり言えば、

フェイスアップというのは、陳列という作業とは別に存在する、お店にとって非常に重要な、独立した作業

なのです。お店では、それを厳密に区別して教えないため、結果として多くのスタッフさんにとって、フェイスアップとは、まず「とりあえず手があいた時にすること」であり、同時に、他の商品に関わる作業もすべて「フェイスアップの延長」であるかのようなイメージで理解してしまいます。

すると、当然作業効率は悪く、スタッフさんは成長せず、お店の売り場全体が何だかあいまいな、ちぐはぐな印象になって訴求性が低下してしまうのだと私は思うのです。それどころか、

「どうせ後で商品補充と陳列をするから、今フェイスアップしなくてもいいや」

などとスタッフさんが考えてしまうと、お店にとんでもないチャンスロスが発生することになるのです。

逆に、今フェイスアップが優先して必要な状況の時に、あいまいに「陳列」という作業を混ぜて行ってしまうことによって、店内作業全体が停滞するという面もあります。

しばしば、

「そこまでしなくていい」

と思えるような、いわゆる「バカッ丁寧な」フェイスアップをするスタッフさんがいるでしょう。そこだけ見れば良いことのようにも思われるのですが、実はそれは、そのスタッフさんが几帳面だから、ではありません。結局仕事が遅い、センスがない、などという評価を受けたりします。

これはつまり、はっきり区別して教えてないから、フェイスアップをしながら同時に陳列作業もしてしまうため、結果的にそうなってしまうだけなのです。
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