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今までの指導内容を総括する
この章では、言葉の問題を意識付けることを中心に指導します。つまり勤務中の話し方や言葉遣いといった問題をテーマとして指摘を繰り返します。

もちろん、日々の勤務の中で行われる会話や報告、或いは質問をする場合などの「言葉の問題」や「話し方」また「口癖」など、これらに目立った問題がある場合は特に、それを直接的に矯正してあげることが必要です。

ただし、ここで言葉の問題を意識付けながらも、指導する側は同時に、今までの総括としてここまでの指導内容がどの程度身に付いているかを慎重に判断し、不足の部分があれば修正することも必要です。

いわば、今まで述べてきたある意味意識的なこと、精神的なことや考え方、それらの総括として「言葉」の問題を扱う、という感じになります。

これを一定レベルでしておかないと、次章以降に進んだ時にまったく効果がないばかりか、今まで蓄積した習得内容との整合性が取れなくなって混乱してしまう場合があります。

ところで、傍から見ていると分かりやすいと思いますが、やはり実務的にそれなりの力が付いてくれば、話す内容や表現の仕方もそれに伴って変わってくるものだと思います。知識や考え方が固まってくるし、本人も自分なりに自信がついて来るので、発言にも力強さや説得力などが増してくるからでしょう。

逆に、実力的にまだまだ不十分だと思われるような人の場合、当然に話し方や物言いにもそれがそのまま表れていることが多いと思います。

そのように、実務的な力と発言の仕方はたいてい密接に結びついているものです。逆に言って、話し方や発言内容も実務的な評価に大きな影響を与えます。

なので、ここでは、本人に対しては「言葉」という側面から指導するわけですが、それが同時に今までの指導内容の総括になるように関連付けて考えさせることができると思います。指導する側としてはその点も踏まえたチェックと修正を念頭に置いて行えばより効果的だと思います。
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