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休む理由なんて、どうでもいい
ところで、私は、「どんな場合でも絶対に休んではいけない」などというつもりはない。それもまた極端に過ぎる。要するに、自分の業務や役割に「穴を開けてはいけない」と自覚していれば良い。つまり、穴が開かない形で休むのであれば、別に問題はない。

問題は、「穴を開ける」というその意味であると思う。たとえば、スケジュールが変わったので、誰かに自分のシフトを変わってもらうとする。すると、シフト上は「穴は空かない」。しかし、その日、自分しかできない業務があるとする。すると、シフト上の人数だけを揃えたところで、業務的な「穴は空く」。

業務には、その場でその時行なう必要があるもの(販売業ではこれが多いのは確か)もあるが、常にそればかりではない。特に、自分しかできないような業務は、たいてい管理的な業務であって、その業務自体を遅延したら「取り返しがつかない」というようなものは少ないはずだ。

穴が空くかどうかは、つまりこういうことで事実上決まる。こういう点で、自分の果たすべき役割や責任をきちんとコントロールできているかどうか、が第一義的に問題なわけだ。

さて、多くのスタッフさんは、「休む理由」が重要だと思っている。つまり、休むとすれば、何か重大な、正当な、誰が聞いても

「それは休んでも仕方がないなあ」

と納得できる理由が必要だと思っている。また、周囲もそれを気にすることが多いかもしれない。

しかし、心象は別としてごく本来的に言えば、あなたが、どういう理由で遅刻したのか、なぜ欠勤するのか、というのは、お店にとって何ら影響がないことであり、問題でもなんでもない。ごく重大な理由であっても、そうではなくて、たとえば、ごくプライベートな理由

「急にデートに誘われた」

という場合でも、それが業務に与える影響は同じなのである。

多くのスタッフさんが考えることは、

「さて、どうやって言い訳して休もうか?」

ということである。しかし、そもそもその思考回路が間違っているわけだ。自分の業務や、果たすべき役割が理解できているなら、そんなことではなく、

「さて、どうやって、『穴を開けずに』休もうか・・・?」

と考えるのが正しい。
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