店長力 > 2007年09月
いらっしゃいませ(^^)
店長の仕事を考える、コンビニ店長の店舗運営マニュアルブログです。
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指導が先、育成は後
裏返して言うと、

「育成」に含まれる問題は、優先順位を落としても良い

という言い方もできます。少し乱暴ですが、職場で人の問題について悩んだとき、仮にそれが「育成」の範疇に含まれる問題であれば、それは、とりあえず置いておいて構わない問題とも考えられます。

つまり、それは原則、相手が「育ててください」と言ってくるまでは手を着けなくてよい事柄かもしれない。むしろ、向こうから「育ててください」と言ってくるような制度や環境、そして自分の管理者としての態度をどう修正したらよいのかを先に考えるべきかもしれません。

それよりも、明らかに管理的指導の範疇にある問題を

「みんなの意欲がないから」
「優秀な部下がいないから」
「忙しくて、時間がないから」

といった理由によって放置しているほうが、管理者の業務放棄であり、責任転嫁である、とはっきり自覚し、そちらの問題を早く解消することのほうが優先順位は高いわけです。そのレベルで

「人を育てるのは、難しいなあ」

などとうそぶいて呑気に日常業務を繰り返していられるのは、認識があいまいだからです。

もちろん私は、「育成というのは、重要じゃない」と言いたいのではありませんが、それは本人の期待が前提にあるものですから、常に発生する業務とは言えないし、また少なくとも、端的に、仕事に限って言えば、

「人を動かす」ことができてないのに
「人を育てる」ことなど考えている場合じゃない


ということもできるでしょう。
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人を育てる必要は、ある
ところが、今度は

「じゃあ、人を育てるなんてことは、考えなくていいんだな」

と思うかもしれません。私の言い方だと、それは実は半分正解であり、もう半分は不正解です。

つまり、もしあなたがまだ管理的指導に手を焼いている店長さん、というような立場なら、それは正解。つまり、人を育てることの難しさなんてものに想いを馳せているよりも、とにかくまず管理的指導に徹してください。

しかし、もう半分、つまり、すでに管理的指導はだいたいにおいて支障がなく、今時点でお店の環境も「人が育ちやすい状態」にあると思うなら、今度は「育成」について本気で考えるべき段階にあると言えます。

さて、するとまずお店にとって「育成」に目を向ける意味はどこにあるのでしょうか。

私は、お店でスタッフさんを「育成」する意味として次の4つを挙げたいと思います。

1 そのものが、管理者、上位者の役割だと思われているから
2 それが、管理者自身の他の能力をも向上することになるから
3 労働する人にとっての付加価値となるから
4 将来的な付加価値の増加になるから
管理者の役割期待
1 そのものが、管理者、上位者の役割だと思われているから

という点ですが、あらためて言うと、役割期待というのは、その人の本来の職務、本業とは言えないのだけれども、一般的に

「これは、やってもらえるのではないか」

自然に期待されるような役割、ということになるかと思います。

たとえば、お店にはよく、

○ トイレを貸してほしい人
○ 道を尋ねたい人

などが訪れるでしょう。厳密に言うと、お店はあくまでも「販売」を業としているのですから、そういう「買わない人」にわざわざ対応する必要はないはずです。当たり前ですが、対応したところで、その場で対価は発生しません。

しかし、だからと言って

「ウチは公衆トイレでも、交番でもないんだよ」

などとむげに断ったら相手は怒りを感じるでしょう。なぜ怒るんでしょう。だって、筋から言えば、断ったからと言って(困るのは確かでしょうが)怒られる筋合いもないわけです。

でも、多くのお店はトイレも貸し、道も親切に教えてくれます。それは、お店という場所にその種の役割期待が存在するからです。

で、店長さん、または職場の上司、という立場の人は、同じように

「何でも教えてくれる」
「部下を成長させてくれる」

という役割期待を持っている存在なのですね。だから、本業とは少しずれているのだけれど、その役割期待に答えてくれることを求められる、というのが自然なのです。
役割期待の放棄
今いったことを裏返すと、

自然に期待されるような役割を、期待されていない状態

が、いかに不自然で異常な状態であるか分かると思います。またそれは同時に、

いかに不利な状況であるか

も想像がつくかと思います。役割期待に答えられない、という状態は、想像以上に問題が大きいのです。仮に、職場の上司が

「管理的指導は仕事だからするけど、育成は、仕事じゃないからしない」

と考えて足りると思っているとすると、それは、

「商品の販売はきちんとするけど、道を聞いても教えてくれないお店」

と同じような状態だということです。お店じゃなくても、

「業務さえ滞りなく回っていれば、十分じゃないか」
「自己責任の時代なんだから、自分のことは自分でやれ」

などと言っている会社の上司などもそれと同じです。役割期待に応えることは、本来業務そのものではないといいながら、一方で業務そのものに大きな影響を及ぼすわけです。その意味に気がつかない脳天気さが、部下やお店のスタッフさん、ひいてはお客様にも愛想を尽かされる原因となっていることに思い至るべきでしょう。
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